こんにちは。
田中翔馬です。
前回に続きドクターストーンの感想です。
そしてそれに絡めて、
彼女を作るために重要なことをお話します。
※基本的に大半が恋愛ノウハウについて語るので、
あまりドクターストーン本編については触れません。
ただ、それでも多少はネタバレするところもあるかもしれないので見ている途中の方は気を付けてください。
Dr.stone 第18話についての感想です。
(ストーリーの核心には触れないように隠しながら話します^^;)
以下少しネタバレあり
今回の千空が作った科学の道具。
それはなんと、日本刀。
原始の時代において石器武器などよりも圧倒的に強いですよね。
その日本刀を作るときの千空の合理的な考え方が
恋愛で成功するためにも役立つ内容だったので紹介します。
日本刀を作るときはかなりたくさんの工程があるそうなんです。
工芸品であり美術品とも言える日本刀、
すごく大変だそうです。
刀鍛冶がよく焼けた鉄を打っていますが、
日本刀の場合、それを10セット(1セットでも相当きついらしい)繰り返すそうなんです。
ただ、千空は2セットでいいと言います。
作業の大部分を省略して作ろうとします。
ちなみにその理由はこちら。
以下、千空のセリフ。
松の炭で1200度まで上げる。火が紫になったら頃あいだ。
(ハンマー)で叩きまくって金属の中のゴミをぶち飛ばす。
そしたら折りたたんで、またグツグツ焼いて、さらに叩く
鉄の折り返し鍛錬っつってな。
繰り返すことでパワーアップさせるんだ。
このくそ地道できつい作業を10回以上繰り返す
つーのが本格的な日本刀作りの手順だが…
2回でいい。
そこはおありがてぇ現代科学様だ(にやり)
金属の結晶構造をみたら2回でほぼ仕上がってんがのわかった。
俺らは日本刀の芸術家じゃあねぇ。
スピード勝負で科学的に飛ばせる工程を全部すっ飛ばす。
アニメ Dr.stone 第18話『WARS』より
つまり、千空たちは武器として使えればいいわけなので、
2回で十分ということ。
これは雑にやればいいという意味じゃないです。
目的達成のために押さえるところだけ押さえておけばいいということです。
そりゃ、10セットやればより切れ味も上がるかもしれないし、
刀身も美しくなるかもしれない。
でも、それは本来の目的を達成する上では必要ないことですよね。
この千空の考え方は恋活でもとても大切です。
以前の私もそうだったのですが、モテない人は恋愛活動をする際の力配分が下手であることが多いです。
目的達成のために押さえるところだけ押さえておけばいいのに、
そうではないことをやたらがんばっていたりします。
(さっきの例で言えば日本刀を10セットやろうとする傾向にあります。)
具体例を出しましょう。
例えば筋トレ。
筋トレはモテるためにも効果的です。
次のようなメリットがあるからです。
・単純に見栄えが良くなれば女性から見て良い印象になる
・体が変われば自信にもなります。
・筋トレをすることで男性ホルモンが出て積極性が増す効果も期待できる
(簡単に言うとポジティブになります)
ですので、やれるならやったほうがいいです。
やらないよりはやったほうがいい。
多少痩せていたり、贅肉がついたたるんだ体であるよりも
多少締まった体のほうがいいです。
ですが、そこまで本気でやらなくてもいいです。
モテることが目的なのであれば、
少しやるだけでも十分効果が得られるからです。
体の面も気持ちの面もよい影響が出ます。
自宅でできる簡単なトレーニングを週に1、2回でも十分です。
そんなにマッチョにならなくても彼女は作れるからです。
(ちなみに私はガリガリ、しかも腹だけ出ているような体だった頃も、普通に何人もの女性と付き合えていました)
なのですが…
童貞だった頃の自分は本気のトレーニングをしていました。
「あんな貧弱な体だったらモテないだろうな…」
と考えてジムに通いだしたり、
自宅用のトレーニング器具を買ったり、
ボディビルダーの人が書いた筋トレの本を読んだり…
そういうことをやっていました。
筋トレにかなりの時間と労力をかけていました。
その配分は、
恋愛活動に直接関係あること 1
筋トレ 9
という感じです。
彼女を作るために筋トレを始めたのに、
なぜか、筋トレを極めようとしてしまうのです。
ですが、彼女を作りたいのなら、
もっと優先してやるべきことがあります。
出会いを増やしたり、
ファッションに気を払ったり、
知り合った女性との仲を会話で深めたり。
筋トレをやるのは良いことですが、
それだと本末転倒というか、
手段と目的が入れ替わっていますよね。
こういうことは自分はよくありました。
せっかくなのでもう1つ例を挙げます。
例えば、女性との共通点を作るという行動がそうです。
女性との出会いを増やすときは
何か共通の趣味を用意すると上手くいきやすいです。
女性が好きなロックバンドのファンになり、
それを口実に「同じファンなので仲良くしてください」という感じで
話しかけるとか。
こういうことは単純ですがとても効果的です。
ただ、そこで不器用な男性(というか以前の私も)は、
そのバンドについてすごく詳しくならないといけないと考えてしまいます。
そして何日もそのバンドのことを調べたり、
場合によってはファンクラブに入ってみたりします。
もちろん、それはそれでやったほうがいいことです。
女性と話すときにより楽になるとは思います。
悪いことではありません。
でも、そこまでやらなくても、
最低限の知識があればそれで十分に仲良くなることは可能なんです。
仲良くなるためのきっかけに使うのなら、
1時間くらい下調べすれば十分。
彼女を作るという本来の目的を達成したいなら、
そういう部分のリサーチはサクっと終わらせて、
出会いを増やしたり、他の自分磨きをしたり、
女性とLINEで会話をしたり、
そういうもっと結果に直結することをやったほうがいいです。
バンドのファン活動を恋愛活動のメインに据えるのは違いますよね。
(モテなかった頃の私はそういう間違いを犯していました。)
なぜ、100%を目指してしまうのか?
もう少し掘り下げてみましょう。
ここまでお話してきたように、
彼女を作るためには100%を目指す必要はありません。
筋トレも、女性との共通の話題を調べたりすることも、
そのほかの自分磨きも。
そしてそれはおそらく、ほとんどの男性が理解しています。
でも、モテない男性は成功に関係ない部分も掘り進めてしまう…
では、それはなぜなのでしょうか?
もちろん、人によって理由は色々あるとは思います。
凝り性だとか、
心配性だとか、
好奇心旺盛だとか…。
私の場合は結局のところ“逃げ”でした。
現実逃避です。
つまり、次のような思考からそういう行動を選択していました。
彼女ほしい
↓
でも、恋愛のことがよくわからない
失敗したくない
↓
でも彼女はほしい
何かをしたい
↓
自分にできそうなことを見つける
それは一応、恋活にも関係している
↓
それに興味が出てくる
楽しそうに見える
↓
それをやる
(彼女を作るために特に重要なことはやらない)
こういう逃げの気持ちが、
自分の行動の背後にありました。
あくまで私の場合は、ですが。
でも、当然、これでは成功しません。
ここで千空の言葉をもう一度。
「俺らは日本刀の芸術家じゃあねぇ。
スピード勝負で科学的に飛ばせる工程を全部すっ飛ばす。」
です。
千空が言いたいのは、
単純に工程をすっ飛ばそうぜ、雑にやってもいいぜ、ということではないと思います。
手段と目的をはき違えないことが重要。
押さえるところだけ押さえておけばOK
得たい成果さえ得られればいい。
と言いたいのでしょう。
・完璧を求めないこと
・成功にあまり関係ない部分に力を注がないこと
(プラスではあっても労力のわりに合わないこと)
・変な部分にこだわらないこと
そして何よりも逃げないことが大事です。
結果に直結することを重点的にやったほうがいいです。
本腰入れてがんばればわりとすぐに彼女作れます。
PS:
ちなみに、自分は修羅の門という漫画も好きなのですが、
その漫画の主人公、陸奥九十九(むつつくも)がこんなことを言っていました。
「欲しいものがあるなら戦ってとれ」
九十九は古武術の格闘家です。
そしてこのセリフを色々なところで色々な人に言っています。
人殺しの技を生業としている九十九が言うと、
相手を殴り倒して奪え、みたいな危なげな発言にも聞こえますが、
でも、そうじゃないです。
九十九は続けてこうも言います。
「戦うってのは怖いってことだ。
そしてそこから逃げないってことだ。」
「勇気ってのは他人に与えてもらうものじゃない。
自分の中から絞り出すもんだ。」
(※漫画を見ながら書いてるわけじゃないので
細かい部分は間違っているかもしれませんが、
こういう趣旨のことをいいます。)
自分の欲しいものを手に入れるためには、
やりたくないこともやらないといけないこともあります。
戦うのは怖いことです。
そしてそこから逃げないことです。
でも、それが自分に幸せを運んできてくれます。
臆病な私も最終的には覚悟を決めて
「えぇーい」
と飛び込んで不器用ながらもがむしゃらに行動したら
彼女を作ることができました。
今は、逃げなくて本当に良かった、と思います。
怖いけど…
これからも戦いたいと思います。