童貞を捨てる前に捨てるべきもの

こんにちは。
田中です。

今日は、

【童貞を捨てる前に捨てるべきもの】

というお話です。

モテない男性はたいていある性質を持っています。

その性質があるがゆえにモテていないのです。
女性にモテたいと思うならそれを捨てたほうがいいです。

それを捨てるかどうかで、
恋活をしたときの、彼女ができる、できない、
という結果は大きく変わります。

彼女ができなくてお困りの場合は、
ぜひ参考にしてください。

 

彼女作りにおいて最も厄介な障壁

では、さっそく見ていきましょう。

今からお話する性質を持っていると、
モテる可能性が劇的に下がります。
場合によっては未来永劫モテないこともありえます。

それくらい危険なものです。

では、それは何なのか?といいますと、
完璧主義であることです。

 

例えばこういう考えのことです。

「何かをするときはなるべく完璧にこなしたい。」
「やるからには最初にすべての準備を整えたい。
必要なものがあれば全部買い揃えたい」
「細かい部分が気になってじっくりと時間をかけて行う」
「こだわるほうで職人気質だ」

 

私は恋愛コンサルタントという仕事柄、
童貞の方とたくさんやり取りするのでわかるのですが、
なかなか彼女ができない人は完璧主義であることが多いです。

 

完璧主義であることは、
恋活においては致命的な弱点になってしまう

完璧主義の人はだいたいこう考えています。

・なるべく完璧に近づけたい
・ミスをしたくない
・やるからにはちゃんとキッチリやりたい

こう書くとすごく良いことのように思えます。
実際、社会ではそれが求められる場面もあります。

仕事でもそうです。
絶対にミスが許されな場面もありますよね。
(まぁ、どんな仕事でもミスしないほうがいいですが^^;)

 

社会生活では完璧主義であることが求められることもありますが、
ただ、
恋活においては仇になることが多いのです。

というか、仇どろこではなくて、
致命的な弱点になってしまいます。

“完璧主義=モテない”
こんな公式が成り立つくらいです。

これは私自身の経験からも言えます。

では、いったいどういうところが弱点になるのか?
具体的にどう致命的なのか?

例があったほうがわかりやすいと思うので、
私の過去の話をさせていただきます。

 

完璧主義で苦しんだ私の過去

ブログやメルマガを読んでくれている方は
ご存知だと思うのですが、
昔の私は本当にモテませんでした。

(そのあたりの話はこちらの記事でも書いています)

ゾンビのような容姿の醜い男でも、女にモテることは可能だった

 

モテなかった原因は色々ありますが、
やはり完璧主義であったことが大きいです。

私は遊びにしても仕事にしても何かに取り組むとき、
こだわりを持つタイプです。

「こういうふうにしたい」
「こっちのほうが自分の美学に合う」

と、そういうふうに考えます。

気にしないところはまったく気にしないのですが、
こだわるところは異様にこだわります。
(どうでもよいところほどこだわる傾向にあるので質が悪いです^^;)

遊びでも仕事でも自分が納得する水準でできないと嫌なのです。

 

例えば、このブログにしてもそうなのですが、
何度も手直しをしてしまったりするんですよ。

「これじゃあ、ダメだ…」
「もっとこうしたほうが良くなるな…」
「ここに画像を挿れたほうがいいかもな…」
「日本語がおかしいな」

そんなふうに色々弄りたくなります^^;

ブログにはデザインテンプレートのようなものがあるのですが、
「それを入れ替えたら見栄えが良くなるかもな…」
と考えてそれを色々探したり…

とにかくこだわりが強いんですね。

 

で、これは恋愛でも同じように発動します。
1つ1つの行動に対して完璧を目指したくなるんです。

例えば女性にSNSか何かで、
DM(ダイレクトメッセージ)を送ってアプローチするとします。

そういうときも最初から、
完璧なメッセージを作りたいと思ってしまうんです。

ここでいう完璧というのは、
その女性の反応を最大限に高めるメッセージです。
相手に合わせて徹底的にカスタマイズするとか、
不快にさせない表現がないか見直したりとか、
何度もやり直したりします。

「ちゃんとしたものを送りたい」
「ベストなものを送りたい」

そう考えるわけですね。

 

もしかしたら、

「それの何が問題なんだ?
いいことじゃないか?」

と思われるかもしれません。

たしかに、精度を高めること自体は良いことです。
ちゃんとしたメール(SNSのメッセージ)を作って、
女性にアプローチすれば返信率も上がります。
真剣に考えたほうがいいに決まっています。

 

ただ…

 

問題があるんです。

 

遅いんですよ。

 

行動が。

 

そして行動の量が少ない。

 

完璧主義であるがゆえに、
1つ1つの行動がとにかく遅いんです。

致命的なまでに遅い…。
そして遅いから数もこなせない…。

 

どれくらい遅く、そして行動量が少ないか具体例を出します。
先ほどの女性に対するアプローチで例えます。

一般的な人が1日に20通とか、
30通というようなメッセージを女性に送れるとします。

頑張る人なら100通送ったりします。
でも、昔の私は3通とか5通とかなんです。

圧倒的に数が少ないのです。
完璧主義の職人気質だからです。

メールの内容を1通1通じっくり考えて、
精度を高めようとしてしまうんですね。

その結果、なかなか上手くいかないし、
状況も良くなっていかないのです。

 

ですが、こういうナンパのような作業には、
あまり精度は必要ありません。

最低限の質があれば後は数です。
数が大事です。

1日で100人の女性にアプローチする人と、
1日に3人の女性にアプローチする自分。
それだとどう考えても前者のほうが上手くいきます。

メールの内容が95点のものを1通送るよりも、
60点のものを20通送るほうが、
多くの女性から反応が得られるのです。
後者のほうが成功します。

ですが、昔の私は完璧主義だったので、
1通1通に時間をかけてしまって数を打てません。

自分自身に要求している行動の質が高いため、
代わりに速度が犠牲になっているんです。
結果として成功するのが遅くなってしまいました。

 

他にもこんなこともありました。
準備を完璧にしようとして、
恋活自体をやめてしまったのです。

例えばこんな具合です。

まだ童貞だった頃、私はガリガリに痩せていました。
当時の私はこう考えてしまうんです。

「女性は痩せている男はあまり好きじゃないよな。
筋トレをしたほうがいいな。」

そして私は筋トレに関する行動を取り始めます。

筋トレの方法をすごく調べたり、
筋トレの器具を一式揃えようとしたり、
通える範囲にジムがないかを探したり…

筋トレを始めることに夢中になります。

 

「それは悪いことなのか?」

といえば、もちろんそんなことはありません。
筋トレもしたほうがいいです。

ただ、彼女を作るための行動として、
最優先すべきものではありません。
痩せていても彼女を作ることは可能ですから。

できればやったほうがいいけど、
別に必須事項ではないのです。

 

でも、昔の私はこう考えてしまうんです。

「筋トレでそこそこいい体付きになったら
出会いを増やしはじめよう」

と。

いやいやいや…💦

「女性との出会いを増やしながら、
時間があれば筋トレもしよう」

これが正しい考え方です。
彼女を作ることが一番の目的なのであれば。

本当は同時並行で進めていくべきなのですが、
準備を完璧にしたい私はなぜか筋トレを優先させてしまうんです。

で、色々やっているうちに、
筋トレすることが目的になってしまって、
結局、翌月も恋活をしていない、

みたいなこともありました。

 

完璧にしようとする理由

完璧主義の人はモテにくいです。
では、なぜそうなってしまうのか?といいますと、
その理由は2つあります。

1つは最初にお話した“こだわり”です。
もともとの性格が職人気質なのです。

今読んでくれているようなブログを作るにしても、
「ヘッダーはこうじゃないと嫌だ」とか、
「この部分のパーツの色はどうしても緑色にしたい」
とかそういうこだわりです。

自己満足の世界です^^;
単純にそれを追求したくなる性格が理由の1つです。

 

これは生まれ持っての性格なのだと思います。
そういう行動や考え方が好きなんですね。
凝り性というか。

自分なりの美学を持っているということなので、
分野によっては長所として働くかもしれません。
例えば芸術の世界なんかでは長所なのかもしれないです。
(センスがあるかどうかは別にして)

ですが、恋愛では短所としての面が強く出てしまいます。
先ほどお話したような行動力の低下に繋がるからです。

 

では、もう1つの理由は何か?といえば、
それは心配性だからです。

全員が全員そうだとは言いませんが、
完璧主義の人は基本的に心配性なのだと思います。
少なくとも私はそうでした。

「これで大丈夫かな?」
とやたらと不安になってしまっていました。

「女性にこんなLINEを送ったら、
嫌われるんじゃないか?」

「ミスをしたらどうしよう?」

「下手だから恥ずかしい…」

「女性にバカにされるかも…」

そういうことを考えてしまうんですね。
だからそれを回避するために、
完璧に近づけようとするのです。

つまり臆病なんです。

「まだ準備が完璧じゃないから、
出会いを増やすのはやめておこう」

と考えます。
飛び込む勇気がない、からです。

結果としていつまで経っても成功しない、と。
昔の私はそんな感じでした。

 

完璧主義の人はどうすればいいのか?

完璧主義のままだと恋活では不利なので、
できる限り改善したほうがいいです。

ただ、これには生まれ持っての気質もあると思います。
改善するのがなかなか難しいです。

私も昔と比べたらだいぶマシになりましたが、
今でも油断するとすぐに完璧主義が顔をのぞかせます。
これを捨てるのは大変です…。

でも、原因はわかっているので、
気持ちの持ちようで抑えることもできます。

私が完璧主義を捨てるために、
意識していることを紹介したいと思います。

 

次の4つのポイントを意識するのが効果的でした。

 

1、結果に繋がる大事な行動を優先する

2、下手でもやらないよりやったほうがいい

3、完璧じゃなくても大丈夫

4、永遠に完璧にはならない

5、あなたのアプローチを待っている女性もいる

 

順番に説明しますね。

 

1、結果に繋がる大事な行動を優先する

まず1つ目は当たり前なのですが、
結果に繋がる大事な行動を優先することです。
彼女を作るために絶対に必要なことをやる、
ということです。

例えば、出会いがないなら出会いを増やすことですね。

「結果を出すために、
絶対に必要なことは何だろう?」

と考えて出てきた必須事項だけをやります。
それがポイントです。

 

見方を変えて言えば、
“やったほうがいいけど必須ではないこと”を捨てることです。

例えば、先ほどの私の例で言えば筋トレですね。

当時の私は、

「体つきがガリガリだったら、
女性にバカにされるんじゃないか…?」

という恐怖心から筋トレに集中していました。
でも、それは余裕があればやったほうがいいけど、
必須事項ではありません。

彼女を作るための行動として考えると、
優先度は1番ではないんです。

そういうことをするのではなく、
1番大事なことからやるのがポイントです。

まぁ、それはだいたい、
怖いことだったり、
自分がやりたくないことだったりするんですが^^;

でも、そこから逃げない、ということですね。

大事なことから目を背けて逃げて、
そのまま満たされない状況が続くほうが怖い、
と考えるといいかもしれません。

 

2、下手でもやらないよりやったほうがいい

次に2つ目のポイントです。

これも当たり前ですし、
コツでもなんでもないのですが、

“下手でもやらないよりやったほうがいい”
ということです。

やらないと結果は0のままです。
結果に繋がる行動を取らなければ0です。

でも、やれば多少下手でも何かしら結果は出ます。
女性にアプローチすれば、返事がもらえたりします。

SNSで100人にメッセージを送ってみれば、
なんだかんだ言って何十人かは返事してくれます。
上手くいかなくても少なくとも経験値は増えます。

「なるほど、インターネットで女性にアプローチすると、
こういう感じになるのか。」

というように色々わかります。

 

「よし、次はやり方を少し変えてみるか。
上手くいくかもしれない。」
と改善しながら行動していけば進んでいけます。

でも、「完璧に準備できてから…」
と考えているとずっと0のままです。

本当に当たり前ですが、
ぎこちなくて下手でも行動したほうが進みます。

そして行動してみると意外と上手くいったりします。
私のクライアントを見ていると、
「最初は怖かったですけど、
行動したら意外とあっさり上手くいってしまって驚きました」
というケースが多いです。

 

3、完璧じゃなくても大丈夫

3つ目のポイントは、
完璧じゃなくても大丈夫、ということです。

完璧主義の人は心配性だと言いました。
ミスするのが怖いのです。
また女性に嫌われるのが嫌なのです。

でも、大丈夫です。
ぶっちゃけ行動内容が60点でも90点でも、
女性に反応に大きな差はありません。

 

先ほどの例のように、
女性にSNSでメッセージを送ってアプローチするにしても、
何度も考え直した最高のメッセージを送ろうが、
ほどほどに考えて作ったメッセージを送ろうが、
女性の反応に劇的な差が出るかと言えばそんなことはないです。

 

最高のメッセージを作るのには、
1通にあたり20分、30分程度かかるかもしれません。

でもほどほどのメッセージであれば、
2〜3分でできるかもしれないです。

それだけ労力と時間が違います。
でもそんなに反応に差がなかったりするのです。

 

これは学校のテストと似ています。
例えば50点取れば合格のテストがあるとします。
(長期的な成績にも関係しないテストです。)
それ以下は補習としましょう。

50点取るのはそこそこ勉強すればいけます。
割と短時間でいけるとします。
でも、それを98点にするのはかなり大変だったりします。

50点を取るための勉強時間が4時間だとすれば、
98点を取るためには30時間ほどかかるかもしれません。
ほとんどミスできないので、
出題範囲をすべてカバーしないといけないからです。

 

でも、50点ならまんべんなく重要なところを、
アバウトに押さえるだけでいけたりします。

そしてこのテストに限っていえば、
50点を取ればクリアなのです。
98点や100点は「すごい」と先生に褒められるかもしれませんし、周りかも「あいつは頭いい」と思われるかもしれませんが、
それは自己満足なのです。

50点取っていればOKなのです。
そんなイメージです。

 

女性にアプローチするとき、
つまり、最初の接点を持つ部分で言えば、
(最初に話しかける部分で言えば)
最低限の質さえ押さえていればOKです。

先ほどのテストと一緒で、
完璧にこなさなくても問題ありません。

100点満点中50点とか60点のような出来であれば、
女性は普通に良い反応を返してくれるものです。

完璧にこなさなくても結果は出るのです。
嫌われたりすることもないです。
(逆に言えばそこまで完璧にしても60点のときと比べて、
大きな差がなかったりもします。)

 

4、永遠に完璧にはならない

4つ目です。
これも重要なのですが、
“いつまで経っても完璧にはならない”ということです。

これはどんなことでもそうだと思いますが、
そのとき「完璧だ!」と思っても、
「時間が経ってから見ると全然完璧じゃない…」
ということはよくあります。

このブログ記事にしてもそうですが、
何度も記事を見直して完璧だと思うものを作り上げたとしても、
年月が経ってから見ると、
「ひどいな、これは」と残念に思うことが大半です。

メルマガにしてもブログにしても、
過去のものは見たくないですからね。
恥ずかしくて死にたくなります(笑)

こう感じるのは、
“時間が経つことで過去の自分を客観的に見れるから”
というのもありますが、
自分自身が前よりも成長しているから、
というのもあります。

 

恋愛でも同じです。
行動していればどんどん成長していきます。

そのため、その時点でどれだけ完璧な行動を取ったとしても、
後から見たら「あのときは全然ダメだった」「下手すぎた」と思うことになります。

本当に未熟だったな…と。

いくら完璧に近づけても、
後から見たらまったく完璧ではないのです。

終わりがないのです。

 

ですので、完璧に準備をしたり、
1つ1つの些細な行動を完全に近づけようとするよりも、
多少質が下がってもスピードを重視したほうがいいです。

どうせ完璧ではないので、
結果を出すことを意識したほうがいいです。

そして結果は行動から生まれます。
深く考えずにガンガン行動したほうがいいのです。

モテる男にはバカが多い

 

5、あなたのアプローチを待っている女性もいる

5つ目です。
それは“あなたのアプローチを待っている女性もいる”ということです。

当たり前の話なのですが、女性も男性を求めています。
そしてどこかにあなたのことを求めている女性もいます。

恋愛経験がない場合は、

「本当にそんな女性がいるのだろうか?」

と思うかもしれません。
でも、そういう女性はちゃんといます。

(そのことについてはこちらの記事で書いています。)
あなたの彼女になりたいという女性はちゃんといる

 

ですが、完璧主義を発動して行動スピードが遅くなったり、
行動自体を先延ばししてしまうと、
その女性を待たせることになってしまいます。
どこかで自分のことを待ってくれている女性を待たせているわけです。

待たせるだけならまだしも、
その女性と会えない可能性も出てきます。

早く行動していれば幸せな恋愛をできたかもしれないのに、
自分が変なこだわりを持って行動に時間をかけたり、
準備に時間をかけすぎて大事な行動を先延ばししたせいで、
恋愛のチャンスを逃しているのです。

それはこちらにとっても、
その女性にとっても損失でしかありません。

そう考えると完璧主義は良くないですよね。
行動しやすくなるはずです。

 

まとめ

以上です。

まとめますと、
“完璧主義はモテたい男性にとってデメリットが多すぎる”
ということです。

恋活においては、特に出会いを増やす際には、
完璧主義の考え方は百害あって1利くらいしかありません。
その1利も自己満足で楽しいとか、
ほんの気持ち女性の反応が良くなるとか
その程度のものです。

それよりはガンガン行動したほうがいいです。
50点でもいいのです。
まったく上手くいかない場合は当然見直しが必要ですが、
そこそこ反応が取れているなら50点で大丈夫です。

もし、

「自分にも当てはまる部分がある」

ということであれば完璧主義にならないように、
気をつけてみてください。

私も気をつけます(苦笑)

 

最後は有名なこのフレーズで締めようと思います。
Facebook創立者のザッカーバーグがモットーとしている言葉。

 

done is better than perfect
完璧を目指すよりまず終わらせろ

 

恋活でもこれが大事ですね。
それでは読んでいただきありがとうございました。

 

追記:2018年7月22日

自分は完璧主義気質が発動しようとしたとき、
臆病になりそうなとき、
最近はこの歌を聞いてみます。

『うしおととら』のオープニング曲です。

「やったれ!」という気になります。
めっちゃいい歌です(^^)