家電の売り方と女の口説き方の共通点

前回は、女性にこちらの要求を聞いてもらうための
ちょっとしたテクニックについてお話しました。
今回は恋愛とは別の事例でそのテクニックの優位性を紹介します。

前回の記事はこちら

→ 女性に「YES」と言わせる心理テク(あなたの都合のいい方向に女を誘導する方法)

ということで話は恋愛からちょっと変わりますが、
別の事例でお話しようと思います。

恋愛以外でYes取りが活躍した事例

私は以前、家電量販店でパソコンの販売をしていました。
その際に前回お話した『Yes取り』が大活躍だったのです^^

新しくパソコンを買うときには、
併せて買っておくと便利な物が色々あります。

例えばノートパソコンを使うにしても、マウスがあったほうが使いやすいですし、
マウスを買うならマウスパッドも必要です。

ワイヤレスのマウスを売るなら、一緒に電池も案内してあげたほうがいいですよね。
持ち運びもするならPC用のバッグもあったほうが便利です。
インターネットをするならウイルス対策ソフトもあったほうが安心です^^

そんな感じで一緒に勧めてあげたほうがいいものはたくさんあります。

店側としても一人のお客さんの客単価がアップすることを望んでいます。
1人のお客さんが10万円買ってくれるよりも
12万円買ってくれるほうがいいに決まっていますよね。

そこで、このYES取りのテクニックが活躍するわけです。
お客さんがメインとなるパソコンを買ってくれることが決まった。

ここからもっと色々と買ってもらおうと考えます。

+1、+2、+3、+4

という感じで色々買ってもらいたい。
そして、中でも飛び切り利益の大きい商品を買ってもらいたい。

こういう場合にどうするか?

ここでYes取りを使います。

攻略の手順

まずは難易度の低いものから攻めます。
YES取りの観点で考えて、YESが取りやすい商品から勧めるのです。

例えばですが、一般的に家電量販店の多くは、
ポイントカードのようなシステムを採用しています。

ポイントカードはだいたい無料だったりしますよね^^
無料のものであれば断られにくいです。

そこでまずはここから攻めます。

「お客様、ポイントカードはお持ちですか?」

「持ってないです。」

「あ、じゃあ無料なんで作っておきますね?」

「お願いします。」

みたいな感じでYESを取ってしまいます。

細かい事を言えば、

「作りましょうか?」

ではなくて、

「作っておきますね?」

と言うのもポイントだったりします。
作るのが当たり前、みたいな感じにしたほうが
相手もYESとなりやすいですからね。

ちょっと厚かましいというか、図々しいですが、
無料であれば相手にとってのデメリットが少なく、
メリットが大きいのであまり問題になりません。

すいません、少し話が逸れました。

で、次に、

「ありがとうございます。立ったまま書いて頂くのもあれですので、
こちらどうぞお掛けください。」

と言ってカウンター席への着席を促します。

「はい。」 ※ここでもYESを取ります。

座ってもらったら立ったままよりも話を聞いてくれやすくなります。
そして買ってもらいやすい物から順番に提案していきます。

「こういう物もあるんですよ~、ご一緒にどうですか?
併せて持っておくと便利ですよ。」

そんな感じで、高確率で併せて買ってくれる物を勧めていきます。
お客さんがYESと言うように誘導します。

ポイントはNOを出させないように気をつけることですね。
YESが続きやすいようにNOも続きやすいからです。

そうやってYesを取りながら、しばらくして本命の売りたい物を勧めます。
すると、

「じゃあ、それも」

となりやすいのです。

人を幸せにするためなら心理テクニックもありだと思います

YES取りは非常に効果のあるテクニックです。

私が見てきた売上実績の高い販売員は、
意識しているのか無意識なのかはわかりませんが、
このテクニックを使っていることが多かったです。

このように『Yes取り』は販売の成約率を高めることも可能ですし、
恋愛や人間関係をスムーズにいかせるためにも活用できます。

しかし、あなたが正直な方の場合はこの話を聞いて、

“相手を誘導するのは悪いこと”

と思われるかもしれません。

「それはお客さんを巧みに騙しているんじゃないか?」

みたいに罪悪感を感じる人もいるからです。

もちろん、お客さんが要らない物を、人間の心理を上手くコントロールして、
売りつけるのは良くないことだと思います。
また、商売以外でも相手にとって不利益なことを
こういうテクニックで巧みに誘導するのもどうかと思います。

しかし、必要な物、良い物、メリットのある提案であれば、
お勧めしないほうが悪とも感じます。
そして商品に自信があるのであれば(お客さんを幸せにする自信があれば)
様々なテクニックを駆使して全力で売るのがセールスマンの仕事です。

先ほどの例で言えば、

ウイルス対策のセキュリティソフトはないよりあったほうが安全です。
お勧めしてあげないほうが不親切だと言えるでしょう。

その人が本当に初心者だった場合、パソコンがウイルスに感染する、
という概念を持っていないかもしれません。

コンピューターウイルスに感染すれば個人情報の漏洩や、
クレジットカード番号の悪用、パソコンの動作不良など様々な危険があります。
オススメしてあげていれば、そういうリスクが減少します。

良い物であればお勧めしてあげる。
買うための背中を押してあげる。

そのためにこういうちょっとしたテクニックを使うのはありだと思います。

誤解してはいけないのは、
あくまで相手にとって良い物というところです。

悪い物をテクニックを使って売りつけるのは悪徳商人です。
良い物を売らなければいけません。

恋愛で言うならば商品はあなた自身(いい男)。
恋愛はあなたという商品を女性というお客様に売るビジネスとも言えます。

あなたと付き合うことでその彼女が幸せになれるように、
あなた自身(商品)を磨いていくという意識が絶対に欠かせません。

男を磨いたら、それを女性に伝えなければいけません。
いくら素晴らしい男(商品)であっても、女性に魅力が伝わらなければ好きになってもらうこと(買ってもらうこと)はできないからです。
そのためにはYes取りのようなテクニックを使うのもありだと思います。

人間関係、恋愛関係を円滑にするために、
このテクニックを有効に使ってみてください^^

2015年1月26日 家電の売り方と女の口説き方の共通点 はコメントを受け付けていません 恋愛テクニック